レポート作成ツールの概要

App Analytics

「App Analytics」では、ユーザエンゲージメント、マーケティングキャンペーン、およびApp Storeで配信されたアプリやアプリ内課金の収益化状況を数値化して見ることができます。「App Analytics」で行えることは、以下の通りです。

• アプリのプロダクトページへの誘導が最も多く発生しているソースの表示。

• アプリのプロダクトページへのユーザアクセス数に対するアプリのダウンロードや予約注文総数の割合である、コンバージョン率の算出。

• セッション数と購入ユーザ当たりの収益を基にした、最もエンゲージメントの高いユーザがいる国または地域の表示。

• アプリと類似アプリのパフォーマンスの比較。アプリのパフォーマンスを市場と比較できます。

• App Clipによるアプリの初回ダウンロード実績評価。

• アプリを予約注文したユーザ数の表示。

• プロダクトページの各トリートメントにおけるパフォーマンスの比較。

• App Storeのエンゲージメント、アプリの使用状況、取引に関するデータなど、アプリに関するデータの一括ダウンロード。

App Analyticsは、iOS 8以降、macOS 11以降、tvOS 9以降、visionOS 1以降を実行しているデバイスで収集された使用状況データをアプリデベロッパに提供します。収集は、ユーザが診断データを共有することに同意した場合にのみ行われます。ユーザのプライバシーを保護するため、App Analyticsでは、一定数のデータポイントが得られた場合にのみデータが表示されます。watchOSのデータはApp Analyticsに含まれません。

売上とトレンド

「売上とトレンド」では、App Storeにおける売上とアプリユニット数が翌日に表示されるため、iOS、macOS、tvOS、visionOS向けの無料または有料のアプリ、およびアプリ内課金のパフォーマンスを評価することができます。「売上とトレンド」のデータは、カスタマーがApp Storeで課金処理を実行したタイミングで記録されます。iMessageアプリとステッカーパックの売上データは、それらを内包するiOSアプリのデータに含まれています。

• 上位のアプリやアプリ内課金を表示したり、ビジネス全体に対するそれらの貢献度を確認したりできます。

• 自動更新サブスクリプションを提供している場合は、サブスクリプションについてのデータが概要、リテンション率、状況、イベントに関する各ページに表示されるので、サブスクリプションビジネスのパフォーマンスを簡単に把握することができます。

• ユニット数、収益、売上、予約注文数を、指定期間、アプリ、サブスクリプション、国または地域別にフィルタリングして表示することができます。

• レポートをダウンロードして確認することで、アプリやサブスクリプションのパフォーマンスをさらに詳しく分析できます。

支払と財務報告

「支払と財務レポート」は、Appleの会計年度に従い、確定された課金処理および最終的な収益に基づき、デベロッパに支払われた最終支払額に関する情報を提供します。財務レポートには、カスタマーから支払いが回収されたApp Storeの有料トランザクションのみが含まれます(詳細については、有料アプリ契約をご確認ください)。デベロッパは、App Store Connectで財務レポートをダウンロードできるようになったことを通知するアラートメールを受け取るよう設定できます。

Appleからの支払いの受け取りについてはこちらを参照してください。

レポートの自動化

App Store Connect APIを使用すると、売上とトレンド、App Analytics、財務レポートのダウンロードを自動化できます。